久し振りにcameraを買った。
Canon DIAL 35。
1963年に発売されたハーフサイズカメラ。

かなり前から存在は知っていたけど、
なかなか価格とコンディションのバランスが取れた物と出会えず、
今回やっとの事でご対面となった。
人生初のCanon製品。
生みの親のエンジニアが、
学生時代から特許を取得していた技術を用いて試作品を作り、
その話しを聞きつけた上司が正規の製品化計画に載せ、
一般発売されたという逸話を持つこのカメラ。
特殊なフォルムを持つカメラではあるけど、
別に独特な写真が撮れる訳ではない。
機能はいたって普通だし、
同時代のPenよりも性能は劣る。
シャッタースピードなんて、
125,60,30の3つしか選べない。
じゃあ、なぜこのカメラを?って聞かれたら、
答えは一つ。
「デザイン!!!」。
あのHELMUT NEWTONも、
仕事でこのカメラを使っていたいらしいけど、
同じ理由な気がする。
(正確にはCanonのOEM、Bell & Howellの商品)
実際モデルに持たせて、
その姿を撮影した作品も残っているし。
でも道具選びには、
そんな感覚も必要だと思うのだ。
竹本英樹/Hideki Takemoto
http://www.hidekitakemoto.com